「株テック | Kabutech Lab.」は、日本株トレードを初心者向けに解説するメディアです。

ツールの使い方や考え方、環境構築方法を学ぶ場として、主に以下の内容を解説しています:

  • TradingViewを使ったバックテスト・ストラテジーの実践情報
    (プログラミング知識がなくても始めやすい検証ツールです)
  • 三菱UFJ eスマート証券のkabu APIを使った環境構築
    (日本株の発注が可能な数少ないAPI接続サービスです)

バックテストは自作プログラム(Pandasなど)で応用可能、発注は他の証券会社のRSSなどでも対応できます。
特定の証券会社やツールを強く推奨するものではありません。

以下の点にご留意ください:

  • 個別銘柄の売買や投資判断の助言は行いません。
  • サンプルのストラテジーやコードは学習・検証用の参考資料であり、実際の売買や利益を保証しません。
  • バックテストは過去データに基づく結果であり、将来の成果を保証しません。
  • 自動売買環境はエラーハンドリングと十分な整備が必須です。
  • 市場変動、システム障害、予期せぬ遅延やエラーなどのリスクがあります。

投資はあくまで自己責任です。リスクを理解して慎重に取り組んでください。

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公開日時:2025-10-13 更新日時: 2026-01-09

損切りの設計とは? | 統計で考える理論的なロスカット戦略

ロスカットの基本|損失を最小限に抑える方法

トレードで大切なのは、

いかに利益を出すか」ではなく、
いかに損失を小さく抑えるか」だと考えています。

コツコツ勝ちを積み重ねても、
1回の大損で帳消し──

そんな経験をした人も多いのではないでしょうか。

もちろん、現物 長期投資 やインデックス投資など、
損切り が必須ではないスタイルもあります。

ただし、合理性や リスク管理 の観点から見れば、多くの場合で 損切り は役立ちます。

損切りの重要性とトレードでの基本概念

巷でよく見かける「思惑と外れたら即 損切り 」といったルール。

まず、 損切り しないよりははるかに良い選択だと思っています。
一定の基準を持つことで、冷静に取引できます。

特に 信用取引 を利用した デイトレ スイング トレードでは、
損切り は資金を守るためにほぼ必須の防衛線となります。

損切りルールの落とし穴|デイトレ・スイングで注意すべき点

とはいえ、筆者はこれらのルールを「正しい」とは思っていません。
なぜなら、“思惑と外れたら”という基準は抽象的で、"明確な根拠"がないからです。

2%ルール

ここで代表的なルールが「 2%ルール 」です。1回のトレードで資金の最大2%しか失わないよう制限する方法で、資金を守る上では非常に有効です。10連敗しても資産は約82%、20連敗でも約67%残るので、精神的にも安心できます。

ただし、 2%ルール だけでは不十分です。

  • 銘柄ごとの ボラティリティ や取引時間、 エントリー 戦略によって最適 損切り 位置は変わる
  • 固定のパーセンテージだけに頼ると、逆行や偽 ブレイク で無駄に 損切り される

✅️ データや過去の売買実績に基づいた定量的な 損切り 設計が重要で、 2%ルール はその土台として活用するのが理想です。

損切り ライン は、

  • 銘柄
  • ボラティリティ (値動きの幅)
  • 取引時間軸( デイトレ スイング /長期)
  • エントリー 戦略

によって最適値がまったく異なります。

日々 出来高 が多く、 ボラティリティ の高い銘柄の寄り付き時間に
2%の 損切り を設定すると、逆行に巻き込まれる事もあり、結果として、" 損切り貧乏 "になってしまうこともあります。

筆者が実践する定量的損切りのアプローチ

筆者は、各銘柄の過去500件以上の売買データをもとに、「どこで 損切り ・利確すれば資金が残りやすいか」を検証しています。

✅️ 言い換えるとどの 損切り ライン が最も 期待値 を最大化できるかを定量的に判断しています。

つまり、 損切り は“感覚”ではなく“具体的な数値に基づく根拠”で基づいて決めると良いと考えています。
感情や経験に頼らず、統計的に確認することが中心になります。

手動で数百件のデータを分析するのは大変ですが、
今は便利なプログラムやツールが揃っています。

おすすめは TradingView。

ストラテジー テスター機能を使えば、銘柄ごとの最適な 損切り ・利確 ライン を効率的に検証可能です。

👉【無料で始める】TradingView公式サイトはこちら

💡 無料プランでも十分テスト可能です。

「感覚的な損切り」と「定量的な損切り」の違い

項目

感覚的な 損切り

定量的な 損切り (推奨)

判断基準

恐怖心、なんとなく2%

過去データの バックテスト 結果

調整

どの銘柄も一律

銘柄の ボラティリティ (ATR)等に依存

メリット

すぐに実行できる

根拠があるため迷いが消える

デメリット

損切り貧乏 になりやすい

検証に手間(ツールが必要)がかかる

✅️ より精密な戦略設計

さらに発展させると、

単純なパーセンテージではなく、ATR(平均真の 値幅 )やDMI(方向性指数)などの指標を活用し、さらにマルチタイムフレームや日経平均などの指数も考慮した多因子アプローチで、 ボラティリティ やモメンタムに応じて 損切り ライン を調整できます。

このように、多角的に相場を見て設計することで、より精密な戦略が設計可能になります。

これらは TradingView のカスタム ストラテジー 機能で実装できます。

👉️より詳しい手順はこちらで紹介しています。
TradingViewで学ぶストラテジー作成入門|戦略設計とPineスクリプト実装ガイド

理論的損切りとは?バックテストで最適ラインを導く方法

過去のデータを分析して、 再現性 のあるルールを作れば、「理論的な 損切り 」が作れます。

  • 感情に左右されず淡々とルールを守る
  • ボラティリティ や取引スタイルに応じて最適 ライン を調整する
  • 統計的に資金を守れる 損切り を見極める

損切りで資金を守る|リスク管理の基本と実践ポイント

感情に流されず合理的で具体的な数値に基づき判断することで、 リスク管理 が安定し、より確実に資金を守れるようになります。

具体的な数値は、 バックテスト を活用して定量的に算出します。
理論的で具体的な 損切り ポイント(数値)を導き出したら、あとは淡々とルールを守るだけです。

✅️ せっかく理論的に算出した 損切り ポイントも、守らなければなんの意味もありません。ルールを守ることが、資金を守る上で最も大切な習慣になります。

実際に検証を始めるには、次の手順がおすすめです。

  • 1️⃣ 銘柄を選定する — 普段よく取引する銘柄を1つ選びましょう。
  • 2️⃣ 過去データを分析する — 損切り ・利確ポイントを変えてパフォーマンスを比較します。
    • ( 勝率 期待値 ・最大 ドローダウン などの指標で比較)
  • 3️⃣ ストラテジー を作成・テストする — TradingView ストラテジー テスターで最適化を確認。

これらの手順を一つずつ進めることで、感覚ではなくデータに基づく 損切り ルールを構築できます。

👉️より詳しい手順はこちらで紹介しています。
バックテストとは?検証の目的と限界を正しく理解する入門講座

損切り 設計は ロット 設計と合わせて考える

なお、 損切り 設計がどれほど理論的でも、 ロット 設定や資金配分を誤ればリスクは一気に跳ね上がります。

リスクを抑える資金管理や ロット 設計は、 バルサラ 破産確率 ケリー基準 といった計算を使って、理論的に算出できます。

公開日時:2025-05-12 / 更新日時:2025-12-09 【初心者OK】手法より大事な「資金管理」とは?破産せずに勝ち続ける考え方 【勝率60%で検証】合理的な資金管理とは?ケリー基準・バルサラ式で導く最適解優位

📌 迷ったらここ!あなたの現在地に合う次の一手が分かります

銘柄選び、ツール設定、テクニカル、リスク管理……etc
全てを一度に覚える必要はありません。「必要な部分」だけを取り入れて少しずつ進めていけば大丈夫です。

👉️ トレード基礎知識から戦略設計まで徹底解説 | 最短攻略ロードマップ

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