公開日時:2025-06-04 更新日時: 2025-06-18

TradingViewで簡単に試せるストラテジー3選|初心者でも通知トレードから始められる!

はじめに|ストラテジーって実はカンタン?TradingViewで始める第一歩

TradingView のストラテジーって難しそう…」

実はそんなことはなく、あらかじめ用意された機能だけで、すぐに戦略的なトレードを体験できます。

TradingView には、すでに使える売買戦略の“材料”が標準で揃っていて、難しいコードなしでも試せる方法があります。

この記事はこんな方に向けています

  • TradingViewのストラテジー機能に興味はあるけど、何から始めればいいか迷っている方
  • 難しいコードなしで、シンプルな売買判断を通知で受け取りたい方
  • 自動売買にいきなり進むのは不安だけど、まずは戦略的なトレードに挑戦してみたい方
  • TradingViewのインジケーターやアラート機能をもっと有効活用したい方

この記事では、 チャート インジケーター を追加するだけで使える戦略を2つと、応用的に使える戦略を1つ、紹介していきます。
初心者でもすぐ試せる「通知トレード」のやり方の参考になれば幸いです!

そもそも「ストラテジー」って何?TradingViewでの意味と役割

ストラテジーとは、あらかじめルールを決めて、売買タイミングを自動で判断する仕組みのこと。
TradingViewでは「 Pine Script (パインスクリプト)」という専用言語で独自ロジックも組めます。

…ですが!

実はそこまでやらなくても、あらかじめ用意された「 インジケーター (プリセット)」を使うだけで、売買判断の通知(アラート)を出すことができるんです。
まずはこの“通知トレード”から始めてみましょう。

【無料で始める】TradingView公式サイトはこちら
インジケーター やアラート機能は無料プランでも利用可能です

どれを選べばいいかわからない、という方のために…
以下に「すぐ使える戦略」と「ちょっと応用編」を難易度つきで紹介します。

【初心者OK】TradingViewおすすめストラテジー3選(難易度つき)

どれを選べばいいかわからない、という方のために…
どれから試すべきか迷ったら、まずはこの3つのストラテジーから選んでみましょう。

戦略

内容

難易度

ボリンジャーバンド 順張り

トレンドに乗って エントリー

★☆☆(すぐ使える)

RSI 逆張り

反発を狙って逆張り

★☆☆(すぐ使える)

ブレイクアウト+トレーリングストップ

利益を伸ばす中級者向け応用戦略(通知・ 自動売買 どちらも可)

★★★(中級者向け)

① ボリンジャーバンド順張り|プリセット選ぶだけで即使える!

ボリンジャーバンド は、価格の変動幅を示す人気の インジケーター

価格が「上のバンド」を抜けたら上昇トレンド、「下のバンド」を割ったら下落トレンドと判断されやすいです。

▶ 使い方(かんたん)

  • チャート上で「インジケーター」をクリック
  • 「BB(Bollinger Bands)」を選ぶ(プリセットあり)
  • バンドを抜けた時に「アラート」を設定

上抜け買いサイン通知であれば

  • BB (20, SMA, close) → Upper(上バンド)
  • 交差方法:上に交差
  • 値:close(デフォルトでOK)

この設定だけで、チャンスが来たら自動で通知を受け取れるようになります。

「通知が来たら チャート を確認して手動で エントリー する」だけでも、戦略的な取引の第一歩になりますよ。

② RSI逆張り|“買われすぎ・売られすぎ”を狙うシンプル戦略

RSI (Relative Strength Index)は、「今の相場が買われすぎているか/売られすぎているか」を数値で教えてくれる インジケーター

▶ 目安とシグナル

  • RSIが 70以上 → 買われすぎ → 下がるかも?
  • RSIが 30以下 → 売られすぎ → 反発するかも?

▶ 使い方(プリセットでOK)

  • インジケーター → 「RSI」を選ぶ(これも標準で用意されています)
  • 数値が30/70を超えたときにアラートを設定

下抜け買いサイン(売られすぎ)通知であれば
下記設定で「RSIが30を下に抜けた瞬間にアラート通知」が出ます。

  • インジケーター: RSI (14, close)
  • 条件: 下に交差(=crossing down)
  • 値: 30

トレンドが強くない「もみ合い相場」では、この RSI 逆張りがとてもよく機能します。
チャートを見る練習にもなるので、初心者にぴったりです。

③ ブレイクアウト×トレーリングストップ|応用で利益を最大化

もう少し発展したアイデアとして、**「ブレイクアウトで エントリー → トレーリングストップで利確」**という戦略があります。

  • ブレイクアウト:レンジ(横ばい相場)を抜けたら買い/売り
  • トレーリングストップ:利益が出たら利確ラインを自動で引き上げる

この組み合わせで、損失を限定しながら利益は伸ばすことが可能になります。

▶ 通知・自動化にはPine Scriptが必要(中級者向け)

このロジックを通知自動化するには、 Pine Script でスクリプトを書く必要があります。

「いつかこんなこともできるんだ」とイメージしておくと、 TradingView の使い方が一段と面白くなります。

公開日時:2025-06-06 / 更新日時:2025-06-18 カスタムインジケーターが簡単に作れる!Pine Script × TradingView入門 Pine Scriptとは?カスタムインジケーターをTradingViewで簡単

自動売買も可能?TradingViewと外部連携の可能性

TradingView 単体では、自動的に注文を出すことはできません。
でも、「アラート → 外部ツール連携」で、実質的な自動売買を実現することは可能です。

ただし、設定や開発の難易度は高めなので、まずは通知トレードで仕組みに慣れてから段階的に進めるのがおすすめです。

自動売買 の仕組みや、Webhook連携・ API の使い方はこちらの記事で解説しています。

ストラテジー活用の注意点|日本株の遅延や有料プランもチェック

  • 相場は常に変化する → 過去の勝ちパターンが通用しないこともあります
  • アラートの遅延、ネット環境の問題など、技術的なリスクも考慮が必要
  • 日本株の場合、無料プランでは最大20分の遅延があるため、短期トレードやスキャルピングでは実用性が下がります

遅延の無いリアルタイムデータは有料プランでの追加契約が必要なので、必要な方は検討してみてください
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実践前には必ず

  • 過去検証(バックテスト)
  • 少額での試験運用
  • 手動でのフォロー

を徹底しましょう

まとめ|まずはプリセット+アラートでOK!無理なくスタートしよう

TradingView には、すぐ使える インジケーター とアラート機能が標準で備わっています。
最初は ボリンジャーバンド RSI を使って、通知ベースの売買判断からスタートしてみましょう。

まずは「できそうなことから」始めてみてください!

【無料で始める】TradingView公式サイトはこちら

  • ✅ TradingViewのプリセット戦略は誰でも使える  
  • ✅ 通知アラートで手動トレードが効率化  
  • ✅ 本格的な自動化はPine ScriptやAPI連携で  

少しずつルールやロジックを組み立てていけば、ゆくゆくは自動化や外部連携にもチャレンジできます。

公開日時:2025-05-30 / 更新日時:2025-06-17 「三菱UFJ eスマート証券(旧:カブコム)APIで始める株の自動売買|初心者向け完全ガイド 寝ている間にも株が動く?自動売買の魅力と、eスマート証券APIの活用方法を解説!

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。紹介内容は実体験・調査に基づき、正確さを心がけています。

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    TradingView(トレーディングビュー)は、世界中の投資家・トレーダーが利用する高機能なチャート分析ツール & ソーシャルトレーディングプラットフォームです。 ブラウザベースなので、インストール不要でPC・スマホどちらからでもアクセス可能です。

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    「インジケーター(Indicator)」とは、**チャート上に表示できる数値や線などの“テクニカル指標”**のこと。 過去の価格や出来高をもとに計算され、相場のトレンドや勢い、買われすぎ・売られすぎなどを視覚的に示してくれます。

  • チャート

    株価や出来高などの値動きを視覚的に表示するグラフ。ローソク足・ライン・バーチャートなどがあり、テクニカル分析の基本となる

  • Pine Script

    TradingViewで独自のインジケーターや売買シグナルを作成できるプログラミング言語。シンプルな構文でテクニカル指標やアラート、バックテストのカスタマイズが可能

  • ボリンジャーバンド

    移動平均線の上下に「価格のばらつき(標準偏差)」を加えた指標で、相場の勢いや過熱感を視覚的にとらえるテクニカル指標

  • エントリー

    新たにポジションを持ち、トレードを開始すること。「買い」または「売り」で相場に参入する行為を指す。

  • RSI

    買われすぎ・売られすぎを判断するテクニカル指標。一般に70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎとされる

  • 自動売買

    自動売買(じどうばいばい)とは、あらかじめ決めたルールやアルゴリズムに基づき、コンピューターが自動で取引を行う仕組みです。英語では「Algorithmic Trading(アルゴリズミックトレーディング)」や「Auto Trading」と呼ばれます。

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    API(エーピーアイ) アプリ同士が機能やデータをやり取りする仕組み。自動売買では証券会社のAPIを使い、株価の取得や注文をプログラムで実行できる。

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