手法よりも大切な“お金の扱い方”の話

トレードを続けていると、こんな疑問にぶつかることがあります。
- 「 勝率 は悪くないはずなのに、なぜか資金が増えていかない……」
その原因の多くは、「 複利運用 」への理解不足にあります。
📌 コツコツ勝つための手法も大切ですが、それと同じくらい重要なのが、利益をどう積み重ねていくかという“お金の知識”です。
👥 この記事は誰向け?
- 投資・トレード初心者で、 複利運用 の基本を知りたい方
- 勝てる手法はあるのに、資産がなかなか増えずに悩んでいる方
- 100万円前後の資金から、コツコツ資産を増やしていきたい方
- 利益が出るとつい使ってしまい、元本が増えない方
📖 この記事でわかること
- 複利運用 とは何か、その基本的な考え方
- 単利と複利で、資産の増え方がどれほど変わるのか
- 小さな利率でも、長期で大きな差になる理由
- 複利運用 のメリットと、見落としがちなリスク
- 複利を味方につけるために大切な心構え
✅️ あのアインシュタインも、「複利は人類最大の発明だ」と称したほどです。
「勝ったから豪華なランチに」は資産が増えない?

たとえば、100万円を運用して、1日平均で5,000円ほど利益が出る手法を実践しているとします。
もちろん、現実には毎日勝てるわけではありません。
- 1日目:+1万
- 2日目:-2万
- 3日目:+2万5千円
といったように、勝ち負けを繰り返しながら
平均して利益を積み重ねていくのが現実でしょう。
ここで、
- 「今日は勝ったからランチに寿司でも食べに行こう」
- 「今月調子いいからスマホを買い替えよう」
と、増えた分を使ってしまうとどうなるか。
当然ですが、運用資金はいつまでも100万円前後のまま。
✅️ せっかく安定して勝てているなら、これはかなりもったいない話です。
単利運用のリアルな伸びしろ

まずは、利益を使わずそのまま残す 単利運用 で考えてみます。
証券取引所の営業日は年に約240日。
1日5,000円の利益なら、240 × 5,000円 = 年間120万円
- 1年後:220万円
- 2年後:340万円
- 3年後:460万円
📌 単利でも、十分に立派な成績です。多くの人にとっては、これだけでも達成できれば理想的でしょう。
雪だるま式に資産倍増!複利運用の破壊力!

ここからが本題、 複利運用 です。
先ほどの例は、100万円で1日5,000円の利益 → 日利0.5% に相当します。
この利益をそのまま再投資していくと、資金は少しずつ大きくなります。
- 100万円 → 100万5千円 → 101万円 → …
1年間運用すると複利と単利で約100万円の差
最初の増え方は地味ですが、これを240日続けると――
約330万円。
単利の220万円と比べて、100万円以上の差になります。
さらに同じペースで続けると、
- 2年後:約1,095万円
- 3年後:約3,625万円
資産が増えるにつれて、1日の利益も
- 3年目には 約17万5千円 に。
最初はランチ1回分だった利益が、いつの間にか日給レベルに育っていく。
これが
指数関数
的な成長――いわゆる
複利運用
「雪だるま効果」の正体。
✅️ 借金やローンも、放っておくと雪だるま式に増えていきますが、 複利運用 はその逆の正しい使い方と考えるとイメージしやすいかもしれません。
運用日数 | 資産(複利) | 資産(単利) |
|---|---|---|
0日 | 1,000,000円 | 1,000,000円 |
240日 | 約3,300,000円 | 2,200,000円 |
480日 | 約10,950,000円 | 3,400,000円 |
720日 | 約36,250,000円 | 4,600,000円 |
税金面の影響については、利益への課税と確定申告の基本も事前にチェックしておきましょう。
輝きの裏に潜むリスク:複利運用の“影”に注意せよ

ここまで見ると、 複利運用 はまさに夢のような運用法に思えるかもしれませんが、もちろんメリットばかりではありません。
資産が増えるほど、リスクやプレッシャーも比例して増大します。
ここでは、そんな
複利運用
のデメリット(注意点)についても触れておきます。
トレードでの複利運用はメンタル・資金管理が重要

利益を再投資するということは、
ロット
がどんどん大きくなるということ。
つまり、負けたときの金額もどんどん大きくなるということです。
- 1回のミスで旅行が吹き飛ぶ
- 1週間のスランプで今年の利益がパーになる
そんな状況に直面すると、弱気になって手が止まったり、逆に無謀な勝負に出たりすることも。
複利運用 を続けるには、相応の自己規律とメンタルが不可欠です。
📌 落ちるときは一気に:複利では損失も加速する
資産が増えると、許容できるリスクも大きくなりがち。ここが大きな落とし穴です。
100万円で1%の損失は1万円。1000万円に増えたあとなら、同じ1%でも10万円の損失になります。
複利運用
は武器になりますが、
リスク管理
が甘ければ、一気に利益を吹き飛ばします。
✅️ 資金が大きくなったあとでの大きな損失は、金額面でもメンタル面でも致命傷になりかねません。
📌 メンタルを守るために意識したいポイント
複利運用 で資金が大きくなるほど、「平常心を保つ工夫」が重要になります。
- %ベースで考える
- 金額ではなく「何%の損益か」で見ることで、感情のブレを抑える。
- 事前にルールを決めて機械的に守る
- 損切り ・ ロット ・停止条件は感情が入る前に決めておく。
- 増えても生活水準を変えすぎない
- お金の変動に心が引っ張られない環境を作る。
複利運用
は、「資金を増やす仕組み」であると同時に、
自分の感情をコントロールできるか試される仕組みでもあります。
✅️ 複利は、正しく使えば最強の味方。しかし使い方を誤れば、自分を傷つける凶器にもなる。
まとめ:複利運用は“使いこなせば最強の武器”になる

欲や焦りに流されず、自分を律し、淡々とルールに従って続ける。
そうした姿勢がなければ、逆に資産を失うことにもなりかねません。
複利は静かに、しかし確実に資産を育てます。
急がず、焦らず。未来の自分を信じて、少しずつ種をまいていきましょう。
🚀 次のステップ:自分の資金で未来を予測してみる
複利のすごさは理解できても、実際に「自分の資金」と「自分の目標」でどう資産が推移するのか、イメージするのは難しいものです。
株テックでは、単利と複利の差を一発比較できる「資産シミュレーター」を公開しています。
💡 数値を変えてポチポチ動かすだけで、あなたが目指すべき現実的なゴールが見えてくるはずです。
