はじめに:スマホだけで株の自動売買はできるのか?

株の 自動売買 に興味はあるけど、「スマホだけで完結できるの?」「パソコンは絶対必要?」と悩んでいる方は多いでしょう。
自動売買 を日常的に運用している筆者が、スマホでできること・できないことをわかりやすく解説します。さらに、効率的に運用するために必要なパソコン環境も紹介。あなたに合った 自動売買 スタイルが見つかるヒントになれば幸いです。
この記事はこんな方に向けています
- スマホだけで株の自動売買を始められるのか知りたい方
- パソコンを使ったほうがいいのか迷っている方
- 初めて自動売買に挑戦しようとしている初心者の方
- スマホとPCの使い分けや、おすすめの環境を知りたい方
- 自動売買に必要なツールやスペックを知っておきたい方
スマホだけで完結できるのか? それともPCが必要なのか?
この記事を通じて、自分に合った 自動売買 の始め方や環境選びのヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。
自動売買とは?初心者にもわかる仕組み解説

株の 自動売買 とは、あらかじめ決めた売買ルールに従って、買い・売りを自動で行う仕組みです。例えば、 移動平均線 のクロスや価格が一定の条件を満たしたときに自動で注文が実行されます。
こうしたルールをプログラム化し、パソコンやサーバー上で動く「ロボット( Bot )」に任せるイメージです。難しい操作を繰り返す必要がなく、自動で取引を進められます。
詳しい仕組みやルールの具体例は、こちらの記事でわかりやすく解説しています。
株の自動売買はスマホだけで完結できる?対応アプリと注意点を紹介

スマホの証券アプリでは、 逆指値 やOCO注文などの「条件付き注文」が設定できます。
つまり、
- 「○○円まで下がったら自動で売る」
- 「一定の利益が出たら自動で利確」
といった半自動的な注文が可能です。
ただし、完全に自動で売買を繰り返す「 自動売買 Bot」の開発・運用はスマホだけではできません。売買の実行自体はスマホから行えますが、常時稼働や複雑な処理にはパソコンや専用環境が必要です。
自動売買に必要なものは?PC・ツール・環境をわかりやすく解説

本格的な 自動売買 を始めるには、以下の作業が必要になります:
本格的な 自動売買 を始めるには、まず証券会社の API と接続する必要があります。たとえば 三菱UFJ eスマート証券 や楽天証券などが対応しています。
次に、 自動売買 の戦略を設計し、JavaScriptやPythonといったプログラミング言語でコードを開発します。
続いて、 TradingView などのツールを使って バックテスト や検証を行い、戦略の精度を確認します。
その後、 Bot を常時稼働させるために VPS (仮想専用サーバー)の利用も検討しましょう。最後に、運用中は動作の監視や調整をこまめに行うことが重要です。
ただし、これらをすべてスマホだけで行うのは非常に難しく、効率的でもありません。
筆者としては、効率面や操作性からスマホだけでの運用はあまりおすすめしません。
本格的な自動売買にはPC+API環境が必須

以下のようなニーズがある場合、PCでの環境構築が不可欠です:
- APIと連携して自動売買を行いたい
- バックテストで戦略の精度を検証したい
- データベース連携や複数戦略を同時運用したい
こうした本格的な運用には、PCをベースにした柔軟な開発環境が求められます。
筆者のおすすめは、 API 連携に対応して使いやすい【 三菱UFJ eスマート証券 】です。安定した環境で 自動売買 を始めたい方はぜひチェックしてみてください。
株の自動売買におすすめのPCスペックは?

とりあえず自動売買を始めてみたい方におすすめ
初期費用を抑えつつ、 自動売買 を体験したい方にはへのおすすめです。
- 特徴:必要最低限のスペックを備えた、コスパ重視のモデル。
- N100搭載、省電力・低価格 → 初心者におすすめ
このモデルであれば、 VPS を使わずにローカルで Bot を動かすことも可能です。
開発やBotの同時運用、将来的な拡張も考えている方に
このモデルは、複数の 自動売買 Botを同時に動かしても余裕のある性能で、将来的に VPS への移行を見据えた環境づくりにも最適です。
- 特徴:拡張性重視のモデルで、開発や複数Botの同時運用に適しています。
- Core i5-1235U搭載、16GBメモリ、SSD搭載 → 複数Bot運用に◎
Macで自動売買を運用したい方に
Macは、証券会社の API や取引ツールに対応していないことが多いですが、 Parallels などの仮想化ソフトを使ってWindows環境を構築すれば問題ありません。また、 API 連携に対応したサービスであれば、Macでも十分に 自動売買 の運用が可能です。
- 特徴:Mac miniなどの据え置き型モデルを使えば、開発環境としても安定性が高く、仮想化ソフトでWindowsも快適に動作します。
- Thunderbolt対応で外部モニターやストレージの拡張も◎
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スマホでできる「自動売買のサポート」監視・通知・緊急停止

自動売買 のシステムはパソコンで作ることが多いですが、スマホを使って“監視”や“ちょっとした操作”をすることもできます。
- ☁ クラウド(VPS)で動かしているBotをスマホからチェック
- → 外出先でも動作状況を確認したり、遠隔でつなぐことが可能
- 💬 Slackなどのチャットアプリで通知を受け取る
- → 売買が実行されたり、損益が変わったときにリアルタイムで通知
- 🛑 緊急時にはスマホからBotを止めることもできる
- → Slackに特定のコマンドを送って、ポジションを閉じたりBotを一時停止することも可能
スマホは「サブ役」だけど、運用中の確認や緊急対応にとても便利。
自動売買をパソコンで始めたあとでも、スマホをうまく使えば安心して運用できます。
スマホだけでできる?かんたん早見表

やりたいこと | スマホだけで可能? | 補足 |
---|---|---|
条件付き注文( 逆指値 ・OCOなど) | 可能 | 各証券会社のアプリで対応OK |
自動売買 Botの開発・運用 | 不可 | パソコン+ API 連携が基本 |
運用中 Bot の監視・操作 | 可能 | VPS を使えば、スマホから遠隔操作できる |
スマホはあくまで補助ツール。通知確認や緊急操作に◎
自動売買
を本格的に
自動売買
をやりたい場合は、スマホだけでは限界があるのも事実です。
スマホ単体では、
Bot
の常時稼働や高負荷な処理は難しいですが、通知の受信、
Bot
の稼働確認、ログのチェックなどには非常に便利です。
実際の取引や
Bot
の実行はPCや
VPS
で行い、スマホは“監視・管理用”として使うのが現実的です。
自動売買の主役はPCや
VPS
ですが、スマホを併用することで「どこでも確認・即対応できる体制」が整います。