はじめに:チャート分析だけじゃない!TradingViewでできる“もう一歩先”とは?

「
TradingView
って
チャート
ツールでしょ?
自動売買
までは無理じゃないの?」
──そう思っている人も多いかもしれません。
でも実は、
TradingView
×
自動売買
の組み合わせ、ちゃんと可能です!
しかも、シンプルな構成で実現できます。
この記事はこんな方に向けています
- TradingViewを使っているけど、自動売買までは無理だと思っていた方
- ノーコードで始められる自動売買に興味がある方
- kabu APIなどを使った株式の自動売買を検討している方
- TradingViewのアラート機能をもっと活用したいと感じている方
外部ツールや API と組み合わせることで、あなたの売買アイデアを自動化へとつなげる強力なプラットフォームになります。
この記事では、できるだけ専門用語を避けながら、 TradingView を活用した 自動売買 の仕組みと始め方をやさしく解説していきます。
結論:TradingView単体では自動売買できない…でも連携すれば可能!

最初に大事なポイントをまとめておきます。
TradingView 単体では 自動売買 はできません。
ただし、アラート機能と外部システムを連携することで、実質的な 自動売買 が可能になります。
イメージとしては、 TradingView が「戦略の頭脳」になり、実際の注文は「手足(外部システム)」が行うような構成です。
仕組み解説:TradingViewと自動売買システムを連携する方法とは?

アラート機能を使う(コード不要でもOK!)
TradingView
の大きな魅力のひとつが「アラート機能」です。
指定した条件を満たしたときに、自動で通知を飛ばすことができます。
たとえば:
- 指定した価格に到達したらアラート
- インジケーターがクロスしたら通知
といった設定をコードなしでもかんたんに作れます。
📩 通知方法もいろいろ:
- 画面ポップアップ
- スマホアプリへの通知
- メール送信
など、自分のスタイルに合わせて選べます。
アラートは無料プランでも使えますが、有料プランにするとアラートの同時設定数が増えるなどの強化があります。
アラート機能の活用術:「通知だけ」じゃもったいない理由

でも、「通知だけ」じゃもったいないんです。
TradingView
のアラートは、実はWebhook(外部URL)への送信もできるため、
これを活用すれば、自作システムや証券会社の
API
と連携して
自動売買
のトリガーに使うことも可能です。
つまり、アラートはただの「知らせる」機能ではなく、「動かす」ためのスイッチにもなるわけです。
- [+アラート]ボタン
- → 条件を選択
- → 通知方法にWebhookを指定
- → 自動発注
といったフローで 自動売買 が完成します。
☑ コードが書ける人向け:Pine Scriptでアラート条件をカスタム
さらに、 Pine Script という TradingView 専用のスクリプトを使えば、もっと柔軟な条件でアラートを出すこともできます。
Pine Script をつかえばGUIではできないような複雑な条件や独自の売買ロジックにも対応できます。
初心者の方はまず「アラート機能(ノーコード)」で始めて、慣れてきたら「 Pine Script 」でステップアップする、という流れがスムーズです。
こちらで Pine Script の最初の一歩をわかりやすく解説しています。
アラートを受けて自動発注できる便利な仲介サービスもあるけれど…
TradingView のアラートを使って自動で発注までつなげてくれる外部サービスも存在します。
これらは主に海外の暗号資産やFX業者向けですが、例えば:
- ブラウザ拡張やクラウド型で発注まで自動化できるツール
- 特定の取引所・取引ペアに対応した自動売買プラットフォーム
などがあります。ただし、これらは海外の暗号資産やFX業者向けのサービスが中心。 日本株では対応が限られているため、参考程度にとどめましょう。
日本株の自動売買はどうする?TradingViewとkabu APIの連携パターン

国内株を対象にするなら、自作システムと API を組み合わせる方法が現実的です。
例)kabu API(eスマート証券)
- 法人口座でなくても利用可能
- 無料で使える
- ドキュメントがしっかりしていて、APIの連携もスムーズ
アラートには「Webhook URL」を指定できるので、そこに通知を送れば、
自分のプログラム(PythonやNode.jsなど)でそれを受け取って処理することができます。
- TradingViewアラート
- → Webhook(通知)
- → プログラム
- → 証券会社API(例:kabu APIなど)へ発注
この流れで、 自動売買 が成立します。
Macユーザーの場合は 仮想環境 ( Parallels など)を使ってWindows上で API を動かすケースもあります。くわしくはこちら
TradingView × 自動売買のメリット・デメリットまとめ

項目 | 内容 |
---|---|
✅ メリット | ・高性能な チャート とアラート機能を活用できる・ Pine Script で自由な戦略が書ける・ API と組み合わせて本格的な 自動売買 が可能に |
⚠️ デメリット | ・ある程度の技術スキル(プログラムやWebhookの知識)が必要・証券会社によって API 仕様が異なる・エラー処理や資金管理は自分で考える必要がある |
まとめ:TradingView × 自動売買は“ツールの組み合わせ”で実現できる!

TradingView は 自動売買 機能こそありませんが、組み合わせ次第で十分に自動化が可能です。
難しく感じるかもしれませんが、ステップごとに分けて考えれば、意外とシンプルに組み立てることができます。
自動売買への第一歩!TradingViewのアラート設定から始めよう

一気に全部つなげなくても大丈夫。
まずは
TradingView
で「アラートを出す」ことからスタートしてみましょう。
そこにWebhook通知、
API
処理…と、少しずつ機能を追加していけば、あなたの
自動売買
システムが出来上がっていきます。