公開日時:2025-05-19 更新日時: 2025-06-18

【初心者向け】日本株の自動売買とは?メリット・始め方・注意点まで完全ガイド!

自動売買の世界へ、一歩ふみ出してみませんか?

株の 自動売買 って聞くと「難しそう」「お金持ち向けの仕組み?」と感じるかもしれません。
でも実は、シンプルなルールとパソコン環境さえあれば、誰でも始めることができます。

この記事では、 自動売買 の基本的な仕組みから始め方、注意点までを初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

あなたが「 自動売買 、ちょっと気になるかも」と思ったその一歩を、しっかりサポートできれば嬉しいです。

この記事はこんな方に向けています

  • 自動売買って何?という基本から知りたい初心者の方
  • 忙しくて株の売買に時間が取れない方
  • 裁量トレードに疲れて、自動で効率的に取引したい方
  • 感情に左右されず、安定したトレードを目指したい方

🔍 「 自動売買 って危なくないの?法律的に大丈夫?」と感じた方はこちら

「自動売買」って何?仕組みをわかりやすく解説!

自動売買 とは、その名の通り「決めたルールに従って、自動で株の売買をしてくれる仕組み」です。

たとえば、次のようなルールをあらかじめ決めておきます:

  • 株価が〇〇円まで下がったら買う(逆張りの買い戦略)
  • 5日移動平均が25日移動平均を上回ったら買う(ゴールデンクロス)
  • RSIが30を下回ったら買い、70を上回ったら売る(テクニカル指標ベース)
  • 前場の寄付きで前日比+3%以上なら成行で買い、+5%で利確(イベント系ルール)

このように、自分で売買の条件=ルールを決めておくだけで、システムがそれに従って自動的に取引を行ってくれます。

人間のように感情に左右されることなく、24時間ずっと冷静な判断で売買できるのが特徴です。

株は楽して儲かる?現実は「意外と大変」な理由を解説

株の取引というと楽して儲けてるような印象持ってる方も一定数いるかと思いますが
いざしっかり取り組もうとすると実は意外と大変です。

仕事や子育てでスケジュールに限界や都合があったり。
そうでなくても特に短期トレードは集中力も必要なので
寄付から引けまでトレードしてるとぐったりするほどエネルギーを使います。
また先物等は夜間でも動いてます。

  • 仕事や子育てがあって株価チェックできない
  • 目が話せずトイレも行けない
  • 一日中チャートを見てて疲れる
  • 「もうちょっと上がるかも…」と欲が出て後悔

こういった事を感じている方も多いのではないでしょうか?

筆者も最初は 裁量トレード を行っていましたが、寄付(9:00)の時間帯と子供の保育園送迎が重なっており、毎朝慌ただしく、トレードのチャンスを逃しがちでした。
そこで 自動売買 を導入したことで、生活と投資を両立できるようになったのです。

自動売買 を使えば、時間や都合の制限なく
感情に振り回されず、機会も逃さず、体力的にも楽に取引できます。

これが魅力!自動売買のメリット3選【初心者にも嬉しい】

1. チャンスを逃さない!いつでも自動で売買できる強み

仕事中でも、急にお腹が痛くなってトイレにこもっても、寝ていても、
自動売買ならルールに従ってコンピューターが売買してくれます。
よって チャート に張り付く必要ありません

2.  機会的に取引!感情に左右されないトレード

人間は欲や不安に弱く、トレード結果とメンタルは相互に影響をもたらします。
プログラムは淡々と取引してくれるので、余計な判断ミスを減らせます。

3. マルチタスクもOK!複数銘柄を自動で管理&取引

時間軸や売買頻度によりますが人間だと1銘柄でも大変だったりします。
システムなら10銘柄でも20銘柄でも同時進行でチェックしてくれます。

日本株で自動売買を始める5ステップ

0. まずはここから!自動売買に使うPC環境を整えよう

株の 自動売買 を本格的に行うには、まず安定して動作するPC環境がほぼ必須です。

スマホではできることに限りがあるため、PCを使って Bot やツールを動かすのが基本になります。

1. 自動売買対応の証券口座を選ぼう

まず API が利用できる証券会社の口座を用意しましょう。

REST 形式】:
三菱UFJ eスマート証券 (旧カブコム証券)、立花証券 e支店。

【RSS形式】:
楽天証券等、岡三オンライン証券

REST形式とRSS形式の違いは?

  • REST形式:
    • REST形式のAPIは、HTTP通信を使ってサーバーから株価や財務データなどを取得する仕組みです。
    • JSON形式のデータをやりとりし、Pythonなどのプログラミング言語で扱うことが一般的です。
  • RSS形式:
    • Excelに関数を入力するだけで、リアルタイムの株価や板情報を表示したり、発注を行ったりすることが可能で、プログラミング不要で使えるのが特徴です。
    • ここで言うRSSは、証券会社が提供しているExcel連携型のリアルタイム株価配信機能のことを指します(※本来のRSS=「Really Simple Syndication」とは別物)。

筆者は三菱UFJ eスマート証券 (旧:auカブコム証券)をメインに利用しています。

公開日時:2025-05-30 / 更新日時:2025-06-17 「三菱UFJ eスマート証券(旧:カブコム)APIで始める株の自動売買|初心者向け完全ガイド 寝ている間にも株が動く?自動売買の魅力と、eスマート証券APIの活用方法を解説!

2. ルールがカギ!勝つための売買ロジックを組み立てよう

移動平均線 がクロスしたら買い」みたいな、ルールを決めましょう。
最初から色々考えるとハードルがあがるので始める段階ではシンプルなものでもOKかと思います。

そもそも「トレードルールってどう作るの?」という方はこちらの記事もおすすめです。

3. あなたに合った方法で!既製ツールでも自作でも始められる

ツールを使えば知識が少なくても始められます。
TradingView + Webhook連携で動かす等がお手軽かと思います。

公開日時:2025-05-31 / 更新日時:2025-06-17 無料で高機能!TradingViewの使い方・特徴をわかりやすく紹介【初心者必見】 チャート分析?テクニカル分析?ちょっと難しそう…?そんなあなたに、Trading

より本格的にやるならプログラミングの知識が必要になりますが自作する事も可能です。
金融系はPythonが利用される事が多いですが筆者は本業がWEBサイトを作る仕事なので慣れもありjavascript(node)で売買してます。

4. 実践前に必須!バックテストで戦略を検証しよう

過去の株価データを使って、「このルールでどれくらい儲かったか?」をチェックします。
これも TradingView でチェック出来ます。
こちらもより本格的にやるならプログラムを組みます。

詳しい バックテスト のやり方は、こちらの記事でわかりやすく解説しています。

5. いきなり大金はNG!リスクを抑えて少額で始めよう

裁量でも同じですが最初から大金を動かすのはおすすめしません。
まずは小さい金額でテストしながら、少しずつ慣れていきましょう。
正直言ってまず最初は負ける可能性が高いです。

気をつけて!自動売買に潜む落とし穴とは?

便利だけど油断禁物!自動売買は“ルール次第”

自動売買 は設定されたルール通りに動作します。逆にいえば、ルール設計が甘いと延々と損失を生む可能性も。必ず バックテスト を行い、ロジックの有効性を確認しましょう。

システムトラブルの恐怖…事前対策で安心運用を!

どちらも体験談ですが、プログラム(自作の場合は特に)にバグがあった、
ネット回線が一時的に切れてシステムが落ちてた

等で想定外の損失がでる事もあります

自動売買を安定稼働させるためのにはVPSの検討を

ある程度運用続けると安定性が必要になりどうしても VPS クラウドサーバー で運用したくなると思います。

まとめ:正しく使えば最強の味方!自動売買を味方にしよう

自動売買 は、感情に左右されない取引を実現し、忙しい人でも効率よく株式投資ができる便利な仕組みです。

初心者の方は、まずはシンプルなルールを1つ決めて、小さな金額でスタートしてみましょう。  不安な方は、ツールから始めるのもおすすめです。

たとえば「 TradingView 」は、 チャート 上で条件を設定し、それをWebhookという仕組みで 自動売買 システムと連携させることもできます。本格的な 自動売買 の第一歩として、まずは無料で試してみるのも良いかもしれません。

【無料で始める】TradingView公式サイトはこちら

ルールの作り方や バックテスト について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

公開日時:2025-05-19 / 更新日時:2025-06-17 バックテストとは?売買を始める前に必ずやっておきたい検証ステップ 「意味あるの?」から始めるバックテストの基本トレードで安定して勝つためには、バッ

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。紹介内容は実体験・調査に基づき、正確さを心がけています。

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  • TradingView

    TradingView(トレーディングビュー)は、世界中の投資家・トレーダーが利用する高機能なチャート分析ツール & ソーシャルトレーディングプラットフォームです。 ブラウザベースなので、インストール不要でPC・スマホどちらからでもアクセス可能です。

    TradingViewの公式サイトはこちら

  • バックテスト

    バックテストとは、過去の市場データを使って、トレード戦略の有効性を検証する手法で、勝率やリスクを事前に数値化できます。

    バックテストとは?売買を始める前に必ずやっておきたい検証ステップ

  • クラウドサーバー

    クラウドサーバー インターネット経由で使える仮想的なサーバー環境。物理サーバーを自前で持たずに、必要なときだけCPU・メモリ・ストレージなどを柔軟に利用できる。AWSやGoogle Cloud、Azureなどが代表例。

  • VPS

    VPS(Virtual Private Server) 物理サーバー上に仮想的に構築された専用のサーバー環境。共有サーバーより高性能で自由度があり、専用サーバーより低コスト。Webサイト運用や自動売買Botの稼働によく使われる。