👋 初心者向け!損切りの基本と心構え

トレードを始めたばかりだと、「損切りって必要なの?」と思う方も多いはず。
でも損切りは、利益を伸ばすためにも、資金を守るためにも、絶対に欠かせない基本中の基本です。
この記事では、初心者向けに損切りの意味と、最初に知っておくべきポイントをまとめました。
💡 最初に: トレードと投資における損切りの考え方
トレード( 投機 )と投資は似ているようで、実は考え方が違います。
長期でじっくり株や投資信託を保有する場合は、
損切りはほぼ不要。場合によっては、してはいけないことも多いです。
しかし、短期~中期のトレードでは状況が変わります。
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
こういった「短期~中期トレード」で損切りができない=かなり高い確率で退場のリスクがあります。
✅️ 短期トレードの難易度は高い。でもリターン効率は圧倒的
筆者的には、短期トレードは“修羅の道”と言っても差し支えないほどの難易度だと感じています。
なんとなくでトレードをすると、ほぼ確実に負けます。
これは脅しではなく、事実として「根拠のない取引は一貫性がなく、結果が安定しない」ためです。
ただし、正しく続けられるようになるとリターンの伸び方は長期投資とは段違いです。
もちろん、相応の準備・検証・損切りルールが前提ですが、
「難しいが、成果が出ればリターン効率は圧倒的」というのが筆者の実感です。
💡 特に小資金を効率よく増やしたい場合、短期トレードは数少ない現実的な選択肢 になります。
👥 この記事は誰向け?
- トレードを始めたばかりの初心者
- 損切りの重要性を理解したい人
- コツコツドカンなど典型的な初心者の失敗を避けたい人
- OCO注文や逆指値を使ったリスク管理を学びたい人
📖 この記事でわかること
- 損切りとは何か、基本の意味と実例
- 損切りの目的:資金を守る・冷静な判断・次のチャンス
- レンジ相場とトレンド相場での損切りの違い
- コツコツドカンの典型的パターンと失敗の回避方法
- 注文と同時に逆指値(OCO注文)を入れるメリットと使い方
- 小さく試すポイントと過去データでの損切り精度向上法
- 「損切り貧乏」の概念と回避ポイント
- 守るべき場面での損切りと、切らなくていい場面の判断基準
📺 この記事の内容は、下記の動画でもわかりやすく解説しています!
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「読むより観たい派」の方は、まずこちらの動画をどうぞ!
❓ 損切りとは何か?|含み損を減らす基本

損切りとは、含み損が出ているポジションを「ここまで来たら諦める」と決めて売ることです。
損を受け入れるのは勇気がいりますが、損切りをしないで含み損が膨らむと、後で取り返すのは非常に大変です。
例:株を1000円で購入した場合
- 「損切りライン」を950円に決める
- 株価が950円まで下がったら自動で売却 → 損失を確定
これが損切りです。
🎯 損切りの目的|資金と心理を守る

損切りをする理由は大きく3つあります:
- 資金を守る
損が膨らむ前に手を打つことで、トータルの資金を守れます。
- 冷静な判断を維持する
含み損を放置すると、感情的に売買してしまいやすくなります。
- 次のチャンスを作る
損切りで資金を残しておけば、別の有利なチャンスに参加できます。
💡 損切りは“保険”であり、負けないための必要経費です
⚠️ 損切りしないとどうなる?|レンジ相場の罠

トレードを始めて間もなくは、損切りしなくても問題なく見えることが多いです。
これは相場のほとんどがレンジ(横ばい)だからで、しばらく持っていれば戻ることもよくあります。
しかし!ここが落とし穴
レンジ相場では損切りしない方が良く見えるだけ。
本物のトレンド(強い上昇/下落)が出ると、一気に取り返しがつかなくなります。
- 小さな含み損が一気に膨らむ
- 気付いたときには追証レベルまで逆行
典型的な「コツコツドカン」のパターン:
- 損切りをせずコツコツ勝つ
- →勝ててる気になる
- →トレンド発生で一気に大損失
💡 筆者もはじめて間もない頃、「逆張りでコツコツ勝つ → トレンド発生でドカン」を経験。
損切りルールの重要性を痛感しました。
🧭 初心者が理解すべき損切りの真実

- レンジ相場は「錯覚」を起こしやすい(損切りしない方が良く見える)
- トレンド相場は「破壊力」が桁違い(損切りしないと一気に終わる)
💡 初心者におすすめ!逆指値(OCO注文)で損切りを入れるクセ

初心者がやりがちな失敗は、「損切りしなきゃ」と思いつつも、我慢して損が膨らむこと。
そこでおすすめなのが、注文と同時に 逆指値 で損切りを入れるクセです(OCO注文)。
例:株を1000円で購入した場合
- 同時に950円に逆指値を設定
- 株価が950円まで下がったら、自動で損切りが実行
✅ OCO注文は、指値と 逆指値 を同時に出せる便利な注文方法です。
小さく試すポイント(初心者向け)
- 最初は1%下がった場所や直近底値を割ったタイミングなど、少額損で感覚を掴む
- 小さく試すことで心理的負担が減り、損切りのクセを自然に身につけられる
過去データで精度を上げる(慣れてきたら)
- 過去チャートで損切りラインを検証
- トレンドや値動きの幅に応じて精度を高める
- 初心者は、まず損切りのクセをつけることが最優先
⚖️ 注意!「損切り貧乏」にならないように

損切りは重要ですが、何でもかんでも切ればいいわけではありません。
「損切り貧乏」とは、含み損が少し出ただけで次々に売ってしまい、利益を伸ばせない状態です。
損切りは“保険”であり、勝つための必要経費です。 ですが、
「損切り貧乏」の状態は、本来不要な保険にいくつも契約しているようなものです。
例:不要な保険を重ねるイメージ
- 車に乗っているときは車両保険が必要
- → その上でバイクの保険も入る
- → さらに自転車保険も心配だから入っておこう。
こういった不要な保険を重ねるのが“損切り貧乏”のイメージです。
✅️ つまり、「守るべき場面」では損切りは必須でも、「切らなくていい場面」で連発すると資金が減り続ける。この両方を理解しておくことが大切です。
回避のポイント
- 値動きの幅や相場状況に応じたルールを決める
- 重要な支持線やトレンドを意識して「我慢するべきか」を判断
- 小さな損失を恐れすぎず、安易に切らないバランスを意識
✅ まとめ|損切りで資金を守る

- 損切りは「損を出すこと」ではなく「資金を守ること」
- 注文と同時に逆指値を入れるクセをつけると初心者でも安心
- 最初は小さく試して感覚を掴むことが重要
- 安易に切ると「損切り貧乏」になるので注意
関連リンク
👉️ 損切りの設計とは? | 統計で考える理論的なロスカット戦略
👉️ 損小利大はなぜ難しい?プロスペクト理論と認知バイアスで考えるトレード心理
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「どこで反発しやすいか」「どこで利確や エントリー すればいいか」がさらに明確になります。