日本株自動売買のはじめかた|kabu API × TradingViewで学ぶ入門ガイド

日本株の自動売買って、どう始めればいい?【この記事を読めばわかります】

「自動売買に興味はあるけど、どこから手をつければいいか分からない…」

そんな方に向けて、トレーディングビュー(TradingView)と証券 API を活用した日本株の自動売買の始め方を、5 つのステップで丁寧に解説していきます。

この記事で得られること

  • 何を準備すればいいかが明確になる
  • 順番通りに進めるだけで「まず動かす」が体験できる
  • 実際に自動で売買が動くまでの全体像が見えてくる

それでは、具体的に見ていきましょう。

対象読者と進め方について

この記事は、トレード初心者や、すでに裁量トレードをしていて自動化に興味がある方に向けて書かれています。

一部でコードも登場しますが、「どうやって始めればいいか」という全体の流れを丁寧に整理しているため、難しい知識がなくても安心して読み進められます。

各ステップで必要な知識やコードも順を追ってフォローしているので、完全初心者でも「とにかく動かしてみたい!」という気持ちがあれば大丈夫です。

🛠️ 事前に用意しておくとスムーズなもの

まずは、以下の 2 つを事前に準備しておくのがおすすめです。

トレーディングビュー(TradingView)

チャートの閲覧や売買ロジックの作成に使います。リアルタイムの東証データは有料ですが、無料プランでも十分始められます。

三菱 UFJ e スマート証券(旧:au カブコム証券)口座

この証券口座を使えば、日本株の自動売買に対応した API を利用できます。 口座開設から API の利用まで、すべて無料です。

🔍 全体の流れ | STEP 目次

これから紹介する ステップを順に進めていけば、

TradingView で売買条件を検出 → 証券口座に発注 → 自動売買を動かす仕組みが構築できます。

とはいえ、最初からすべてを完璧にこなす必要はありません。 それぞれの STEP で「今の自分に必要な部分」だけを取り入れながら、少しずつ進めていけば大丈夫です。

あなたの状況に応じて、必要な情報を選びながら活用してみてください。

  • STEP1:TradingView / Webhook で通知を飛ばす動作確認と「体験」
  • STEP2:「体験」の次へ|本番用サーバー&Kabu API連携の全体像を理解する
  • STEP3:kabu ステーション/kabu API で認証・発注処理
  • STEP4:Webhook 経由で TradingView と kabu API を連携させる
  • STEP5:Node.jsで処理実装&ログ対応ガイド
  • STEP6:ストラテジーテスター/バックテストで成績確認
  • STEP7:VPS で自動売買を安定稼働させる|定期実行・自動起動の設定まで

🧩 STEP1:TradingView / Webhook で通知を飛ばす動作確認と「体験」| 0 円で公開中!

(所要時間:20分〜40分)

なぜ必要?

自動売買の最初のトリガーとして「TradingView の条件付きアラート通知」を使うからです。
これにより、「●● という条件を満たしたときに買う/売る」というルールを、伝えることができます。

得られるもの

  • ブラウザ上で Webhook 通知が届く流れを体験できる
  • その通知を Slack に転送する方法を学べる
  • 「通知が動いた!」というリアルな売買アラート体験ができる

📎 該当記事:

→ TradingView / Webhook で通知をブラウザや Slack に送る仕組み|リアルタイム自動売買体験(要ログイン|0 円で公開中)

🧩 STEP2:「体験」の次へ|本番用サーバー&Kabu API連携の全体像を理解する

(所要時間:15分〜30分)

なぜ必要?

「STEP1」で体験した通知受信だけでは、実際の自動売買はできません。
本番では、通知を受け取ったあとに「株の注文を出す」「Slackで制御する」といった一連の処理が必要です。

その中核となるのが「受信サーバー」と「Kabu API」の存在。
自動売買の全体像を理解することで、今後の構築がスムーズになります。

得られるもの

  • 「体験用」と「本番用」の違いが明確に理解できる
  • 自動売買に必要な構成要素(受信サーバー/Kabu API/Slack)の役割がわかる
  • Webhook通知がどう株の発注に変わるのか、全体フローをイメージできる
  • 外出先からSlack経由で売買を制御できる仕組みを知る

📎 該当記事:

「体験」の次へ|本番用サーバー&Kabu API連携の全体像を理解する(今だけ β版コンテンツ 全記事0円)

🧩 STEP3:kabu ステーション/kabu API で認証・発注処理

(所要時間:1 時間〜1.5 時間)

なぜ必要?

実際に売買注文を出すには、証券口座に接続する API の知識が必須です。

ここをクリアすると、「機械が本当に注文してくれるんだ!」という実感が湧きます。

得られるもの

  • 認証〜実発注の手順とコード
  • API 接続エラー時の対応
  • 証券口座とプログラムのつなぎ方の理解

📎 該当記事:

kabuステーションAPIの認証と発注の基本|自動売買を始める第一歩(今だけ β版コンテンツ全記事0円)※準備中

🧩 STEP4:TradingView の Webhook を受信するサーバーを用意しよう

(所要時間:30〜45 分)

なぜ必要?

TradingView は Webhook(外部通知)を通じて、売買シグナルを送信できます。
ですが、その通知を受け取るにはNode.js などで「受信サーバー」を立てる必要があります。

このステップでやること

  • Node.js で Webhook を受け取るシンプルなエンドポイントの作成
  • ngrok を使ってローカル開発環境を外部公開
  • TradingView から通知が届くことを確認

できるようになること

  • TradingView のストラテジーから Webhook 通知を送信
  • その通知をプログラムで受信・確認する
  • 今後の「発注処理」につなげる基盤を作る

📘 詳細手順はこちらの記事で解説しています:

👉 TradingViewのWebhookとkabu API連携|自動売買の認証と受信設定ガイド

⚙️ STEP5:受信データを使って kabu API に注文を出す

(所要時間:45〜60 分)

なぜ必要?

Webhook で受け取ったデータを「そのまま放置」していては、当然ながら自動売買は始まりません。
ここでは、受信した注文情報をもとに 実際の発注処理を動かす仕組みを作ります。

得られるもの

  • kabu API への発注処理
  • Webhook 連携後の自動売買フローの完成
  • エラー時のログ対応(基礎)

📘 実際のコードと実装手順はこちら:

👉 Webhook連携で自動発注|TradingView×kabu API 実践ガイド

🧩 STEP6:ストラテジーテスターで戦略の「実力」を確認する|バックテスト入門

(所要時間:30 分〜1 時間)

なぜ必要?

ここまでのステップで、自動売買を実行するための仕組みは整ってきました。
でも、自動化したその戦略は本当に使えるのでしょうか?
戦略が過去にどういう成績を出したかを知らないまま運用するのは危険です。

バックテストを行うことで、過去の相場に対してどれくらい勝てたのか、どんな値動きに弱いのかといった「戦略の本質」が見えてきます。

得られるもの

  • 「期待値がある戦略かどうか」を判断するための視点
  • 勝率やドローダウンなど、「数字が意味すること」が理解できるようになる
  • 検証結果から「本当に自動化する価値があるか」を判断できるように

📎 該当記事:

トレーディングビューのバックテスト結果の見方|システムトレードの基礎分析法(今だけ β版コンテンツ全記事0円)※準備中

🧩 STEP7:VPS で自動売買を安定稼働させる|定期実行・自動起動の設定まで

(所要時間:1〜2 時間)

なぜ必要?

  • 「PC を閉じたら止まってしまう」
  • 「再起動後に自動で立ち上がらない」
  • 「通知や監視を忘れていた」

こうした、実運用で発生する問題を解決するのが、この STEP5 です。 このステップでは、より実績的な運用環境として、自宅 PC ではなく 24 時間安定稼働する VPS(仮想サーバー)の構築。

さらに、タスクスケジューラーやバッチファイルを活用して、プログラムの自動起動・定期実行の仕組みも整備します。

得られるもの

  • VPS の導入方法
  • VPS で自動売買を常時稼働させる手順
  • タスクスケジューラー+バッチでの定期実行・自動起動の設定方法
  • トラブル時の確認ポイントや再起動時の注意点

📎 該当記事:

VPS で自動売買を安定稼働させる|定期実行・自動起動の設定まで(有料:4,980円)※準備中

✅ 今後の進め方|まずは“動かしてみる”ことから

自動売買の全体像とその進め方がかなりクリアになったはずです。 ここまで読み進めた時点で、あなたはすでに 「やってみたいけど手を出せていない人」より一歩前にいる可能性が高いです。

このあとは、個別の STEP 記事を読みながら、ひとつずつ実践していくだけです。

まずは「自分で動かしてみる」こと。これが一番の近道です。 完璧を目指さなくても、

STEP1 をやってみるだけで景色が一気に変わります。 ぜひこの機会に、“最初の一歩”を踏み出してみてください!