はじめに(必ずお読みください)
KFO(Kabutech Flex Order)は、
売買の判断や注文処理を自動化することで、実戦運用を効率化するためのツールです。
そのため、構築が完了したら何もせず放置で永久に動き続けるという仕組みではありません。
- OS・ミドルウェア・依存ライブラリのアップデート
-
証券会社
API
の制限や一時的な不安定化など
- 2 段階認証や
API
トークン
の失効・更新
- 相場環境の変化による売買挙動の変化
KFO は、「すべてを任せきりにする
自動売買
」ではなく、
人が関与しながら使う“実戦向けの自動化ツール” として設計されています。
💡 本マニュアルで案内する内容は、日々の起動確認や、必要なときに行う最小限の操作が中心です。
実際の運用で必要となる日々の作業や確認ポイントを、順を追って解説していきます。
前提について(重要)
KFO(Kabutech Flex Order)は、
売買を自動で実行するための「環境・仕組み」を提供するツールです。
- 売買戦略の設計
- ロジックの有効性や成績
- 手法の選定・改善・停止判断
これらについて、KFO は一切関与しません。
TradingView
上でどの
ストラテジー
を使うか、どの条件で売買を行うか、
どの程度の資金・数量で運用するかは、すべてユーザーご自身の判断と責任となります。
💡 KFO はあくまで、「決められたルール通りに、人の代わりに淡々と注文を出すための実行環境」を提供するものです。
誤解しやすいポイント
- KFO を使えば必ず勝てる、というものではありません
- 手法や相場状況によっては、損失が発生する可能性もあります
- 成績の保証・利益の保証は行っていません
「人為的ミスを減らし、同じルールを安定して実行できる環境」を重視して設計されています。
安定稼働に関する注意
本システムは基本的な安定稼働の確認をしていますが、
通信遅延、
約定
拒否、市場状況、
API
仕様変更、口座状況、銘柄規制等により、100%の安定・挙動は保証できません。
「止まらずに永遠に正しく動く環境」ではなく「通常使用に耐える基盤を提供するサービス」 です。
安全性への取り組み:
100%の保証は困難ですが、異常時に原因を切り分けられるよう詳細なログ出力機能や、予期せぬ挙動を防ぐための安全装置(リミッター)など、実運用経験に基づいた工夫を最大限実装に盛り込んでいます。
お引き渡し後一度だけ必要な設定作業
RDP環境の整備
VPS
への接続には、
RDP
(リモートデスクトップ接続) を使用します。
- 自宅のPCから、
VPS
のWindows画面をそのまま操作できます
-
kabuステーション
の起動・ログイン
- KFOの起動・再起動確認
といった作業は、すべて
RDP
接続後に行います。
💡 Macをご利用の場合:
App Store から Microsoft Remote Desktop をインストールすると、同様に
VPS
へ接続可能です。
kabuステーション起動初回の設定
KFO を利用するためには、初回のみ
kabuステーション
側で
API
利用に関する設定を行う必要があります。
これは、KFO が
証券会社
API
を通じて注文を行うために必要な準備です。
毎日必要な起動作業
これらの作業は、数分程度で完了します。
一度完了すれば、基本的にはその日の取引時間中は
自動売買
が継続して動作します。
VPSへの接続
KFO は
VPS
(仮想サーバー)上で起動・稼働しています。
そのため、日々の起動作業や確認は
VPS
に接続して行います。
💡
RDP
は最初の一回目の設定が終われば、数クリックで接続できます。
kabuステーションの起動
KFO は
kabuステーション
(
証券会社
の取引アプリ)を通じて注文を行います。
kabuステーション
が正常に起動・ログインされていることが、毎日の運用において必須となります。
💡
kabuステーション
は仕様上、早朝に自動でログアウトされます。
また、
二段階認証
が必須となっているため、セキュリティ上の理由から自動ログインは行えません。
このため、毎朝以下の作業を行っていただく必要があります。
-
kabuステーション
を起動する
- 手動でログイン(2段階認証を含む)
- 正常にログインできていることを確認する
💡 補足
これは KFO 固有の制限ではなく、
証券会社
側のセキュリティ仕様によるものです。
安全に運用するために必要な手順として、ご理解ください。
KFOの起動
KFO起動用の
ショート
カットをデスクトップに配置しています。
kabuステーションにログイン後、デスクトップの 「KFO 」 アイコンをダブルクリック
Slack
に下記メッセージの受信確認すれば、KFO は正常な状態で再起動されています。
[KFO] システム起動完了
APIトークン有効。自動運用を開始します
補足:kabuステーション再起動後の対応について
kabuステーション
を再起動した場合、
API
の内部接続状態がリセットされるため、
トークン
監視機能が動作していても、KFOの再起動を推奨します。
💡 これは、
トークン
の有効性とは別に、
API
との接続セッションが切断される可能性があるためです。
定期的に行うメンテナンス(毎日ではありません)
KFO を安定して運用するために、毎日ではないものの、定期的に確認・対応しておくべき作業があります。
これらを怠ると、ある日突然システムが止まる・取引できなくなる、といったリスクにつながります。
OS のアップデート(最低でも週1回推奨)
VPS
上のWindows OS には、定期的にセキュリティ更新や不具合修正が配信されます。
- OS・セキュリティパッチの適用
- 再起動が必要な更新が含まれる場合あり
これを長期間放置すると、
- 強制アップデートが突然走る
- 再起動待ち状態で処理が止まる
- KFOプロセスや
kabuステーション
が固まる
といったトラブルが発生する可能性があります。
💡 少なくとも週1回はアップデートを確認・更新を推奨します。
kabuステーションのアップデート(不定期)
kabuステーション
は、
証券会社
側の仕様変更に合わせて不定期でアプリのアップデートが配信されます。
- 自動更新ではありません
- 手動でダウンロード・更新が必要
アップデートを行わないまま使い続けると、
- ログインできない
-
API
が正常に動作しない
- 注文が通らない
といった問題が起きる可能性があります。
✅️ 確認の目安
- 起動時に更新案内が表示された
- ログインや注文周りで見慣れないエラーが出た
💡 こうした場合は、公式サイトの案内を確認し、最新版へ更新してください。
任意で行う設定変更・管理について
KFO は売買を自動で実行するためのツールであり、売買戦略の設計や資金配分そのものには一切関与しません。
安定して運用するためには、ユーザーご自身で状況を把握し、必要に応じて調整・管理を行うことが重要です。
ここでは、運用中に確認・調整しておきたい代表的なポイントを紹介します。
TradingView ストラテジーの設定変更
KFO 本体は、
TradingView
から送られてくるシグナルをそのまま注文として実行します。
そのため、売買ロジックの調整はすべて
TradingView
側の
ストラテジー
設定で行います。
主に調整する項目は以下のようなものです。
-
エントリー
・エグジット条件
- 注文数量
- 利確・
損切り
幅
- フィルター条件(時間帯・
出来高
・
トレンド
判定など)
- 売買対象となる銘柄の変更
⚠️ 注意
ストラテジー
設定を変更した場合は、
TradingView
上で想定どおりシグナルが出ているかを必ず確認してください。
設定変更直後の確認不足が、意図しない売買につながることがあります。
⚠️ 重要な注意点
自動売買
では、「想定していた動き」と「実際の挙動」がズレることは珍しくありません。
そのため、
ストラテジー
を変更した直後や、新しく運用を開始する場合は、
まずは小額で運用を始めることを強く推奨します。
📌 ストラテジーの実装代行も承っています。
あくまで指示頂いた戦略をコードに落とし込む実装
サポート
であり、戦略そのものや手法への助言はおこないません。
👉️ ストラテジーの実装代行
管理口座の資金状況の確認
KFO はあくまで「注文を自動化するツール」であり、
口座資金そのものを管理・制御する仕組みではありません。
そのため、以下の点は定期的にご自身で確認する必要があります。
- 口座残高・買付余力
-
建玉
の保有状況
- 想定外の
ポジション
が発生していないか
- 証拠金不足・余力不足になっていないか
💡 資金管理を怠ると、「シグナルは出ているのに残高不足で注文が通らない」といったトラブルの原因になります。
緊急時の対応について
万が一、意図しない売買が発生した場合や、
システムを一時的に停止したい場合は、以下の手順を行ってください。
Slackコマンドで処理の停止(推奨)
通常は、
Slack
上で bot に対して
@bot stop
とメッセージを送信することで、KFO の処理を安全に停止できます。
その他の緊急対応手段
上記コマンドが使えない場合や、より確実に処理を止めたい場合は、
以下の方法で物理的に売買を止めることができます。
- デスクトップ上のKFO停止アイコンをダブルクリック
-
VPS
の再起動・停止
-
TradingView
の
アラート
を停止する
-
kabuステーション
上で直接、
建玉
の決済(手動注文)を行う
⚠️ 重要な注意点
KFO を停止しても、証券口座にある既存の
建玉
が
自動で決済されることはありません。
必ず
kabuステーション
上で、
建玉
の状況と最終的な決済を確認してください。